蜆。
2026.10.24
カテゴリー :フジハラさんブログ

蜆(しじみといいます)、12歳。
うちには、しじみという犬がいます。
フレンチブルドッグの男の子。今年で12歳になりました。
出会いのきっかけは、子どもたちとのドライブでした。
その頃の私は、「もし犬を迎えるなら、フレンチブルドッグがいいな」と、
誰に相談するでもなく、漠然と考えていました。
考えているだけで、本当に迎えるつもりはなかったはずなのに。
気づけば、ペットショップの帰りには家族が増えていました。

若い頃のしじみは、とにかく何にでも首を突っ込む子。
軽トラの荷台に乗せれば、前脚をあおりにかけて、まっすぐ前を見ている。
どこへ行くのかわかっていないくせに、なぜか誇らしげな顔をする。
最近のしじみは、よく寝ます。
陽の当たる床に、顎をぺたんとつけて。
目だけはこちらを追っているので、起きてはいるらしい。
私が呼んでも来ません笑笑
そのくらいの距離感が、いまのしじみにはちょうどいいようです。

暑さが苦手なしじみは、夏のあいだ、首を冷やしながら散歩をします。
牛柄のかぶりものは、おしゃれのためではなく、ちゃんと理由があるのです。
水辺の道を、自分のペースで歩く。
ときどき立ち止まって、風のにおいを確かめる。
そんな散歩好きなしじみです。

12年。
人間にすると、もう私よりずっと年上です。
白い毛が増えて、眠る時間が長くなって、
それでも散歩の途中でふり返る顔は、昔と変わりません。
あの日、漠然と考えていた「フレンチブルドッグがいいな」は、
いま思えば、ずいぶん良い予感だったようです。
